2017年夏、忠霊塔からの赤富士
富士山と言えば、雪をたっぷり被った姿を思い浮かべると思いますが、雪がない夏の富士山も美しく、時間帯によって様々な表情を見せてくれます。特に早朝、朝日を直接浴びる直前は、富士山が最も赤く焼ける瞬間で、赤く焼けた富士山は「赤富士」と呼ばれています。ちなみに同じ朝日を浴びた富士山でも、冬は「紅富士」と呼び方が変わります。
忠霊塔からの富士山撮影スポット
定番は忠霊塔裏の展望デッキから撮影した、五重塔と富士山を同時に収めたショットですが、ベストポジションは先客によって抑えられていることが多く、特に桜の季節は大変な混雑となります。
富士山と富士吉田の街を収めるのであれば、五重塔の東側にある東屋周辺や遊歩道がお勧め。忠霊塔へ続く「咲くや姫階段」からの縦構図も面白いです。
日の出前の富士山と富士吉田の街並み
上の写真は2017年8月25日、午前4時50分頃、忠霊塔東側の東屋前から撮影しました。忠霊塔へ向かっている最中、東の空が真っ赤に焼けていたので期待したのですが、日の出前になって朝日が雲に遮られてしまい、富士山は期待したほど焼けず・・・。残念でした。ただし空が綺麗なピンクに染まり、これもこれで美しい姿となりました。
赤と緑の夏らしい富士の姿
日が昇り、昼白色の光が差し込むと、赤い溶岩の山肌と、ふもとの緑がとても美しい、夏ならではの富士山を見る事ができます。昼間は富士山全体が青みを帯びるので、赤と緑の富士山は日の出から、日が昇り始めるわずかな時間しか見る事ができない姿です。